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カテゴリ : カテゴリ: リレー

夏。休日の朝

関東では7月末にようやく梅雨が明けて夏、真っ直中となっております!

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我が家にはワンコ3匹の家族がいるのですけど、

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(左から三女のパール12歳、長女のクリス14歳、次女のモカ13歳 ちなみに血縁関係はありません。)

この季節の晴れた日の散歩が少し大変です。特に休日の・・・日中の炎天下での散歩は人にも犬にも危険な行動になってしまうので、朝のアスファルトが熱くなる前か夜のアスファルトが冷めた時間に散歩をするしかありません。なるべく夜の散歩はしたくないので、そうすると必然的に朝する事になるのですが、休日は平日同様に早起きをしないといけなくなります。。。正確には平日より30分くらい早いかも(泣)
休日の散歩は平日なら朝ご飯の時間に始まります。そんな散歩の状況を長女クリスで見ていきたいと思います。

ではスタート。 tc20160815-3

歩く
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そして歩く (クリスさん。お腹が空いても頑張ってます)
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コンビニで休憩
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そしてまた歩く (クリスさん。もうすぐお家だよ)
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散歩から戻って、朝ご飯を食べて、間もなくしたらグッスリと寝てしまいました。
たかだか30分の散歩なんですけど、特にこの季節は14歳の身体には応える様です。<お疲れさま
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毎日私達に精気を分けてくれる小さいながらも圧倒的な存在感のある家族の紹介でした。
それでは今回はこのへんで。。。
次回は東通技術部門の生き字引ことH.K.さんにお願いしました。よろしくお願いします。

T.Sato

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夏の思い出

お疲れさまです。
前回のT.Sさんからのブログバトンと言うことで、M.Sが書かせていただきます。

 

毎年7月末になると、思い出すことがあります。それは、数十年前の大学のサークルで参加した“鳥人間コンテスト”です。鳥人間コンテストとは、人間の筋力のみを動力源とし飛行する飛行機である人力飛行機で、“航続距離”もしくは“速さ”を争う、テレビ局主催の競技です。それが毎年7月最後の土日に、琵琶湖で開催されます(放送は8月末ごろ)。
今回のブログは、鳥人間コンテスに参加した大学の思い出と、ちょっとした裏話を書かせていただきます。半分は人力飛行機をやりたいがために、母校の大学に入学したようなもので、入学早々に人力飛行機サークルに入り、人力飛行機漬けの毎日でした。

 

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※大学内滑走路での試験飛行

 

鳥人間コンテス参加のための人力飛行機の製作は、基本的に大学の講義が終わった18:00~21:00ぐらいまで行い、休日は朝から夜まで行いました。また、人力飛行機の製作資金は、活動自体はサークルなので大学からの資金援助はほとんどありません。そのため基本自分達で資金を集めます。人力飛行機1機の大体の製作費は100万円以上になるため、1年生(製作のメインは3年生) から製作資金として積み立てを始めます。そのため毎月数万円(製作中の機体用と積立て分)を徴収されました。ただ、大学生では当たり前の長時間バイトは、サークル活動があるためできませんでした。そのため、昼や夕方に行える大学内の食堂や図書館でのバイトを行って、人力飛行機の製作のための資金に当てていました。

人力飛行機の製作が終わればそれで終了ではなく、実際に飛ばして問題を改善していきます。大学内に1kmの滑走路(正式には交通試験路)がありましたので、大学内で試験飛行が行えました(他大学は小さな飛行場や広い場所などを借りていました)。関東圏内で滑走路がある大学は珍しく、大学から優先的に使用させてもらえたので、資金面の援助はありませんでしたが、作業場や格納場所などの施設利用の優遇は大変助かりました。

試験飛行は、比較的風が安定し人通りのない明け方に行うため、まだ暗い午前4時ごろに大学に集り、夜明けから7時ぐらいまで試験飛行を繰り返します。余談になりますが、サークル内では4時に集合と言うと、冗談ではなく本当に午前4時に集合なので、6時集合と言う連絡があった場合に“午前6時か午後6時のどっちだ?”と冗談とも本気とも取れる確認はお約束でした。


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※朝もやの中 機体準備中

 

試験飛行が終わると後は、本番の琵琶湖になります。人力飛行機は翼の長さが約30mあるのでそのままでは運べません。そのため、3mぐらいずつに分解してトラックに積み込めるようになっています。

 

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※分解してトラックに積み込み中

 

鳥人間コンテスト前日に機体の審査があるので、7月の最終水曜日の夕方(木曜日に着くため)に関東から琵琶湖のある滋賀県に出発します。約6時間かけて琵琶湖に近づくと、それらしいトラックが続々集まっています。通常では、それほど人が集まる場所では無いのですが、7月末の数日間だけは琵琶湖の一部に日本中から人が集まります。そして鳥人間コンテスト本番、テレビ番組のためどうしても飛行順番と時間制限があります。風がない無風状態が一番良いのですが、スタートの旗が上がると、どんな状況でも飛びださないと行けません。一度プラットホーム(湖上の台)から飛び出してしまえば、後はパイロットに委ねるしかなく、良くも悪くも大学生活3年間の結果が出ます。
数十年前、スタートの旗が上がった後、 私達の人力飛行機がプラットホームから落ちるのではなく、飛び上がっていく後ろ姿を、今でも鮮明に覚えています。その時の結果は、約5km飛んで総合3位になることができました。


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※琵琶湖上を飛行中

 

このブログが載る頃には、後輩達の機体は琵琶湖に飛び立っているはずです。私の時代、鳥人間コンテストの目標は“目指せ対岸”でしたが、現在は対岸から折り返すまでになっています。今考えれば、試験飛行後に睡魔と戦いながら講義を受けたり、サークル活動後にレポート作成のため徹夜したり、長期の休みは取れないので旅行と言えば琵琶湖に行くだけなど、一般的な自由な大学生とはほど遠い大学生活でした。鳥人間コンテストのある7月末は中間試験と重なりますので、よく留年せずに大学を卒業できたと思います。ただ、もし1度だけ過去に戻れるとしたら、大変だったけど“あのサークル”で“あのメンバー”で、もう一度“鳥人間コンテスト”に参加したい。今度は対岸まで飛ばしたと思うほどの充実した大学生活でした。
8月末ごろに、テレビで“鳥人間コンテスト”が放送されると思いますので、もし目にすることがありましたら、参加者達の思いを感じていただければと思います。
以上です。

次回は、T.S.さんにお願いしたいと思います。

M.Sugiyama

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