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ソニービルまだ健在
ショールーム、ショップが最近近くに移転してしまったとのことで、もう終わってしまったのかなと思っていた銀座のソニービルですが、先日帰りに行ってみたらまだ健在でした。当分いくつかの店舗、イベントスペースはオープンしていて、来春3月末で最終クローズとなるそうです。現在の建物はそれで見納めとなりますね。ソニービルは前回の東京オリンピックの時に建てられたそうで、次の東京オリンピックを前にして姿を消すというのは偶然かも知れませんが、時代がひとめぐりした感があります。
ちょっと電気製品好きの昭和の少年にとって、東京のちょっと心ときめく建物と言えば、秋葉原のヤマギワ電気とそして何といっても銀座ソニービルでした。もっと大きなビルはいくつもあったし、電気工作少年達はラジオデパートとかだったかも知れませんが、ヤマギワ電気やソニービルは電気屋さんとは呼び難い超オシャレ感がありました。
ソニービルで子供のころより印象に残っているのは、踏むとピアノの鍵盤の様にドレミが鳴る地下への階段でしょうか。今も健在ですが音はピアノの音ではなくなっている様ですね。建物の構造は、各階が普通に縦に重なっているのではなく、フロアが少しずつ高くなりながら螺旋状に最上階まで続いています。こういうのを一般にスキップフロアと言うそうですね。最近では「渡辺篤史の建もの探訪」とかで自慢げに紹介される、ちょっとおしゃれな個人住宅にもよく見られる様になりましたが、当時としては斬新だったんじゃないでしょうか。他にスキップフロアで有名な建物と言えば、渋谷の東急ハンズですね。
ソニービル 建物はまだ健在。まだ入れます。(ソニービルの跡地はしばらく公園として開放され、東京オリンピックが終わってから新ソニービルを建設予定だそうです。新ソニービルがどんな風になるかはまだ未定とのこと。)
渋谷と言えば、パルコが全部閉館になりました。間もなく取り壊されるんですね。平成の若者たちにとっては、渋谷と言えばどっちかと言うと109かも知れませんが、かつては公園通り(PARCO=公園)の上り坂の上に神殿のごとくそびえ立つパルコこそが渋谷の中心だったんですヨ。
渋谷パルコ パート1とパート3。閉鎖され、もう入れません。後は取壊しを待つばかり。右はパート2跡。数年前にすでに取壊されました。(建替えられる新パルコビルは2019年秋オープン予定だそうです。)
もちろん話題は、渋谷駅周辺で始まっている近年最大級の再開発でしょう。
東京の景色が変わります。
渋谷駅前ヒカリエ側
東急デパートはすでに無く、大工事が始まってます。
では、次はK.M.さんにバトンタッチいたします。
T.Sugawara