早稲田大学 演劇博物館様
歴史資料、無形文化財など 貴重な資料をデジタルアーカイブ化
(外観写真/早稲田大学演劇博物館所蔵)(写真の転載、転用はお断りします。)
早稲田大学演劇博物館では、国内外の貴重な演劇・映画に関する膨大な資料をデジタルアーカイブ化、学術データベース構築及び公開を行っております。 1928年に坪内逍遙博士の古稀の齢とシェークスピヤ全集全40巻翻訳完成を記念して設立されました。 70年間に渡り収蔵された資料は、錦絵46,000枚、舞台写真200,000枚、図書150,000冊、その他衣装・人形などの演劇資料52,000点をあわせて、数十万点にもおよぶ膨大なコレクションとなっております。 演劇や民俗芸能は、無形文化財という文化的所産であり人から人へ継承され残されてきました。このような文化財を記録、公開する手段として映像による記録が古くから行われ、蓄積され、公開されてきました。
映像化された資料を教育・研究資料として整備
フィルムや古いアナログビデオフォーマットと多岐にわたる映像資料を体系的、一元的、永久的にまとめ、教育・研究資料として整備する必要を感じられていました。また社会的使命をも担っている側面からも、出来るだけ早くデジタルデータに変換し、アーカイブ、公開できるよう検討に検討を重ねられておりました。 膨大な映像資料を効率よく、使いやすいシステムで行いたいというご要望に、弊社の得意とする映像編集システムの中からRodriguezを紹介、導入へと至りました。
映像制作・編集作業は研究活動である

「膨大な資料を教育・研究資料にする(=アーカイブ)ことはすなわち、研究そのものである。」と伺いました。映像資料の内容を確認、概要やコメントを付加、場合により説明映像の追加、編集を行うことが研究活動となります こうした地道な研究活動から体系化、分類化へ、そして資料検索、閲覧という教育・研究活動に手軽に活用できるようになります。 こうした地道な研究活動に対して、 いかに効率よく行えるか 安定して使えるか 使いやすいか などといった点が非常に重要になります。 また芝居や演劇の映像において、細かな手や指の動きを見たい場合、ハイビジョン並みの高精細な映像を求められることもあります。 従来の標準な映像だけでなく、ハイビジョン映像も混在した映像を編集できることも、今回納入されたRodriguezの特徴的な仕様の一つであります。 それ以外でもストレージの問題、データの読み書き応答速度などにも優れていることが評価されました。
今後は・・・
既にアーカイブされたデータは、博物館内に設置された操作タッチパネルHD閲覧システム(キヲスク端末)を始め、学内教育・研究はもとより、一定の著作権保護のもと、インターネットにより学外、海外へと広く公開・提供されております。 これからは、表示側のキヲスク端末の発展やナビゲーション機能追加など、より見やすい使いやすい機能の拡充を含めた展開、管理の一元化を進めていきたいとのことです。 これからも新たな発見や利用が高まる映像アーカイブの拠点として、国内外に発信され、さらなる発展を遂げていかれることを願っております。 (本文中、お客様の敬称は省略させていただきました)
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