学校法人 青山学院様 新棟教室
「大学17号館」79室にAV設備
省力・省エネでハイテク授業
都心に最先端の教育環境
2012年4月に竣工した青山学院大学「17号館」の大・中・小の教室など 79室にAV設備を納入しました。
同館への設備・システムの納入は低層棟6階の大講義室に続くもので、同館は全国の大学でも屈指の先端的な機能を持つ教育設備となりました。
最近は大学キャンパスの都心回帰が進んでいます。都心キャンパスは学生・教職員の通学に便利なだけでなく、様々なメリットがあり、志願者にも人気で出願が増える傾向にあるからです。青山学院大学も相模原キャンパス(神奈川県相模原市)の人文・社会科学系学部の1・2年次の教育課程を青山キャンパス(東京都渋谷区)に移す計画で、地上12階・地下2階、延べ床面積35,900㎡の「大学17号館」を建設しました。先行して設備を納入した大講義室は国際会議場としても利用できる多目的仕様になっており、既に納入事例でも紹介しています。
今回の79室への設備納入は大学からの要望に応え、仕様の異なる教室ひとつひとつの特徴が活きるように機器選定や設計・施工などを行いました。
そして各教室のAV機器を一元的に管理するシステムを導入、管理・運用者の負担軽減などによる省力化や省電力、教室の効率的運用によるコスト低減など様々 なメリットが生じ、都心キャンパスの魅力と経済性の向上が期待できます。AV設備導入の課題を抱える大学にとって解法の糸口が見つかる事例と言えるでしょう。
IDカードで簡単操作、集中・遠隔管理で効率運用
各教室に設置されたAV設備は教職員がIDカードを教室内のAV卓にかざせば開錠、起動します。マイクの音量などはプリセットされているので授業は直ぐに 開始できます。AV卓の扉を閉めれば音量設定は最小にリセットされ電源はオフとなります。扉施錠でAV設備の電源は全てオフになるので電源の切り忘れなど 起こりません。以上の操作がIDカード1枚でできるので設備の鍵の受け取り、返却などの手間は不要です。 各教室のAV設備は「教室統合管理システ ム」で一元管理します。全ての教室のAV卓の施錠チェック、電源状況、プロジェクターの状態(ランプ稼働時間状況の把握など)の管理が遠隔操作で行え、こ のシステムをインターネット接続すればキャンパス外の遠隔地からも動作状況が確認でき、設備の管理・運用が効率化・省力化できます。
どこからも鮮明画像、遠隔・合同授業も可能、規模に応じた柔軟活用
そこでフロントには10600ルーメンのプロジェクターと150インチワイドスクリーンを2面、リアには5200ルーメンのプロジェクターと80インチワイドスクリーンを2面という構成としました。
プロジェクターは高輝度型で、明るい教室内で大画面スクリーンに映しても、高精細の映像がはっきり見えます。スクリーンはフロント、リアとも1面だけの使用も可能で、講義に応じて黒板の板書と映像を組み合わせることもできます。遠隔講義対応としてビデオ会議装置と収録用カメラを設置しています。これらの設備により、相模原キャンパスとの双方向授業をはじめ他大学や海外とのコミュニケーションも可能です。さらに隣接する2教室に映像を配信すれば、最大800名が参加できる「合同授業」が行えます。
AV卓にはブルーレイプレーヤー、書画カメラ、外部入力パネル、赤外線ワイヤレスが備えられ、豊富な素材を入力できるので、授業の形態に合わせて柔軟に活用すれば、魅力ある面白い授業が展開できます。
AV機器は多機能ですが、それら機能は各々最適状況でプリセットされています。コントロールは液晶タッチパネル方式なので、機能ごとの画面表示ボタンをタッチするだけで簡単に操作できます。
中教室にはフロントに6000ルー メンのプロジェクターと120インチワイドスクリーン1面設置。大教室と同じようにブルーレイプレーヤー、書画カメラ、外部入力パネル、赤外線ワイヤレス を使えます。AV卓はボタンを押すだけでコントロールできるメカ式コントロールパネルを採用。「操作がシンプルでわかり易い」と好評です。
小教室は50インチのプラズマディスプレイが設置され、ブルーレイプレーヤー、外部入力パネルを使用できます。AV卓は中教室同様のメカ式コントロールパネルを採用、コンパクトで移動も容易です。小規模な授業やゼミなどに利用しやすい教室となっています。
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