ロシュ・ダイアグノスティックス様
最新9面マルチを導入したショールーム・ワークスタイル改革を実現した新しいオフィスを展開
導入背景
ロシュ・ダイアグノスティックスは、スイスに本拠地を置くロシュグループの診断薬・機器事業部門の日本法人です。2017年 日本本社の移転に合わせ、ショールームやトレーニングセンター等を充実し、グローバルヘルスケア企業としての厳しい環境基準を満たすとともに働きやすく効率性の高いオフィスを目指して、今回システム導入となりました。
システム内容
◆顧客に「みせる」ショールーム
ロシュの『診断力(診せる)・サポート力(見せる)・魅力(魅せる)』が感じられるショールームをコンセプトに、各エリアのテーマが表現できる映像音響機器を導入しました。 レセプションでは、短焦点プロジェクターでウェルカムメッセージを投影、正面の扉が開いた瞬間9面マルチ画面が登場し迫力のある会社紹介映像がお客様をお迎えします。周りを囲む縦置きサイネージを利用するとより詳細な情報を得ることができます。さらにICタグ情報システムでは、お客様が関心のある医療機器のICカードをモニター上に置くだけでその機器の内容を画面に表示します。まるで一つの旅をしているかのように各エリアに導かれ、お客様は五感を通じて会社の事業や機器を具体的に理解できるような流れになっています。
世界中のロシュの各拠点を表示できるWorld Clock / iPadによる映像選択(左下)など魅せるコンテンツの表示に最適なシステムをご提案
◆ボードルーム
役員会議室には、プロジェクターを2台(天吊り)設置し、画面は100インチ 2面、130インチ 1面の表示が可能です。プロジェクターのエッジブレンディング機能(画面合成)を使い2台のプロジェクターで1面の投影を違和感なく行えるよう調整しました。資料を大画面に提示し協議されるなど、多人数の会議に活用できます。また、PC画像をワイヤレスでスクリーンに表示できるプレゼンテーション機能は、ロシュグループ内でグローバルに採用しているCrestron AirMedia を使い会議室に標準装備しました。
◆コントロールパネル
システムコントロールには、当社が画面デザインしたタッチパネルを設置しました。シンプル且つ使いやすく画面の切替も1画面・2面同時・2画面別表示を可能としました。ご要望いただいたマイク音量の個別変更も簡単に調整できる仕様とし、ご好評いただいています。
◆オフィス
小会議室を60室設置。各部屋、全て持ち込みPC/タブレットだけでケーブルレスプレゼンテーションが行えるよう設計されています。ガラス張りの会議室や和室、フリースタイルデスク等を用いることでコミュニケーションが活発になり、ワークスタイルの変革を促進しています。
◆デジタルサイネージ
ショールームのみならずオフィス各処にサイネージを導入し、それぞれの部署に見合う運用をご提案しました。会議室やトレーニングセンターのドア部分にはディスプレイを設置し来客時のウェルカムボードとして、また、社内広報用にもコンテンツを表示できる等、様々な目的に活用いただけます。
カフェテリアや執務室等にもサイネージを使い、社内情報の共有化を行っています。システム導入により、紙ポスターの使用はなくなりペーパーレス化にも繋がっています。社内サーバーは置かず、ネットワーク系は全て海外拠点を基盤としており、コンテンツも海外にて保管しています。グローバル企業ならではのご要望にも対応できるようシステム構築しました。
広報としても活用
◆ドラマの撮影にも使用されるオフィス
映像技術を駆使したショールームと働き方改革に見合うオフィスというご要望に対し、ユーザーにとって使いやすいだけでなく、視覚的にも魅力的となるよう設計しました。実際、ショールームやボードルームはドラマの撮影場所としてテレビ番組に活用いただき、広報活動の一環としても利用されています。デザイン性に優れた上、グローバル化や働き方改革を推進できる環境は、正に理想的なオフィスと言えるのではないかと思われます。
担当営業より
ICT技術を豊富に活用したショールームと働き方改革に見合うオフィス環境を構築できること、さらに各処で活用されるデジタルサイネージが常に安定して鮮明に表示できるよう細かい部分に至るまで配慮しました。
導入後もお客様のさらなるご要望に対応できるよう努めてまいります。
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