茨城県立図書館様
利用者の多様化するニーズに対応 送出機器を豊富に備えた視聴覚ホール、AVブースを導入
2001年3月、茨城県立図書館が生まれ変わってオープンしました。当社つくば支店では、同図書館の新しいサービスとなる視聴覚システムを担当させていただき、「視聴覚ホール」、「視聴覚コーナー」、「インフォメーションシステム」などを納入いたしました。
視聴覚ホール・閲覧室 10種類の映像ソースをツインスタックで大画面に
講演会、研修会、映画会など多目的に利用されています。通常は閲覧室として開放しているため、照明やロールカーテンなどの環境設定操作にも気を配りました。環境設定および送出操作は、操作卓(舞台上)と調整卓(調整室)のタッチパネルのどちらからでも同様に行えます。AVソースはビデオ、DVD、BSデジタル、CSや貴重な資産である16mmフィルムなど10種類とパソコン映像があります。
また、最近の映像は様々な画面サイズがあり、タッチパネルから16:9と4:3を簡単に切替えられるように配慮しております。 また、それらに表示する映像ソースも豊富で、CSチューナー(16台)やビデオ(16台)、デジタルビデオ、DVDなどがあります。
プロジェクターはツインスタックを採用し、ホール後方の調整室から260インチのスクリーンまでの投影距離が約24mもあるため、レンズ1つとっても個体差で映像が微妙にずれてきます。1ドット単位まで合わせ込むことは至難の業であり、空調機が未だ動いていない氷点下が続いた調整時は、常温でないと微妙な調整は出来ないということを体感しました。
視聴覚コーナー 集中管理ができること、利用者の使い勝手がよいこと
視聴覚コ-ナーは、計23ブースを設置しました。目的別に5種類(ビデオ、DVD、カセット視聴用の「AVブース」、「インターネットブース」、「CD-ROMブース」、「レコードブース」、「CDスタンド」)に分かれているため、シンプルで使いやすいシステムになりました。例えばインターネットブースでは、電源を立ち上げると、同図書館のサイトが自動的に表示されるように設定されており、利用者がすぐにインターネットを始めることができます。各ブースは、車椅子からも操作・視聴できるように、形状・寸法を設計いたしました。
また、不特定多数の利用者を考慮し、故障が少なく、管理しやすいシステム作りを心がけ、すべてのブース電源は受付で集中管理することができます。
インフォメーションシステム 館内の最新情報を効果的に伝える大画面表示
図書館のエントランスには、3色の大型LED表示盤を設置し、館内のイベント情報などをスケジューラーによって自動送出します。フォントサイズの変更やグラフィックにも対応しているため、きっと入館者の目を引いてくれるものと期待しております。
また、会議室の映像システムや児童閲覧ブースなども手がけさせて頂いており、これらのシステムが、益々進化し続ける映像メディアに対応し、図書館の所有する膨大な映像資産が有効利用され、地域の皆様方に一人でも多く足を運んで頂けることを心から願っております。 (本文中、お客様の敬称は省略させていただきました)
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