公益財団法人いきいき埼玉様
埼玉県県民活動総合センターにHD ITV監視システムを納入
建物屋上に設置された監視カメラ

埼玉県県民活動総合センターは、県民の方々の地域づくりに必要なボランティア活動、社会福祉活動、社会教育活動(視聴覚教育を含む)、女性活動、青少年活 動、高齢者活動、その他の自主的・組織的な活動の促進及び県民一人ひとりの生涯学習の充実を図るためにつくられた施設です。多面的な活動や学習が一層すす むよう、数多くの施設を用意し、設備を整えた研修施設として広く県民に利用されております。
以前より、アナログの監視カメラシステムは当施設に設備されておりましたが、経年劣化による入替需要に加え、様々な客層が出入りする施設であり、また近年 の事故防止及び早期発見等の危機管理を高める必要性等により、詳細な監視体制および可視化を図る目的で、この度HDクラスのITV監視システムを納入致しました。 監視システムの特徴は、 ◆ 動線分析による死角の排除 ◆ 一元的な画面構成と簡便な操作性 になります。
動線分析による死角の排除
宿泊棟をはじめ、多人数を収容する小ホール棟、多くの企業や団体が利用する研修棟、また事務棟や屋外施設など、人通りが多い場所のあらゆる事故やトラブルをいち早く発見・状況把握する為に、屋内27箇所・屋外4箇所の計31箇所にネットワークカメラを配置致しました。今回一番注力した点としては、職員と守衛員の方々の長年の経験を反映させながら極力「死角を排除」し、また抑止の意味も含めたカメラ配置の設計を致しました。特に来場者の動線を踏まえ、建物の出入口付近は勿論、人が多く集まるロビーや、総合案内、宿泊棟のエレベーターホール、情報センター等への配置を手厚くし、また逆に人通りが少なく、守衛の方の目の届きにくい廊下や楽屋付近等にも目を向け、配置致しました。屋外施設に関しては、車の接触等の事故やトラブルを監視出来るように、建物屋上の角に設置し、駐車場を始めとした広範囲に渡って監視出来るよう、配置致しました。さらに駐車場の料金所付近も一部カバーされております。
一元的な画面構成と簡便な操作性)

実際に操作をされる防災センターや、事務室内、さらには夜間の宿直室において、監視カメラの全台数が一画面で監視可能な画面構成「監視画面の一元化」や、必要に応じて棟ごと(またはフロア毎)のレイアウト図から直接配置のカメラ選択が可能な事、またそれぞれのレイヤーにおいて、画面をダブルクリックすることにより、カメラ単体の単画面画像が表示されるように設計されております。単画面画像の状態では、カメラのコントロール(ズーム、パン、チルト)が出来るように設計されており、実際に必要な映像情報の追い込みが可能な、「簡便な操作性」を意識したシステムとなっております。(※一部固定カメラは除く)

防災センターでカメラ操作されている守衛の方の通常業務を拝見すると、頻繁にカメラの操作や画面の切替を非常にスムースに行って頂いており、その都度マニュアルを確認することもなく、次の動作が直感的に想像出来るユーザーインターフェースになっているとご評価頂いております。

全カメラ台数分の約1ヶ月の映像記録を、HD画質(720P)の高精細な映像で記録実現可能な事により、万が一、後日記録のチェック(調査)が必要になっ た場合でも、高精細な映像で過去映像記録を確認することが可能です。またその際には、目的の日時がある程度分かっていれば、タイムコードで瞬時にその映像 記録箇所まで再生を飛ばす事が可能となっており、その簡便な操作性は、大変重宝されております。
導入効果と今後の展望
導入後何回か、施設内外において実際に事故(トラブル)がございましたが、その際に過去映像記録を閲覧し、警察に協力をした事案が発生しました。また、守衛業務においては、少人数でも迅速な対応が可能になったとのご評価を頂いております。 今後の展望としては、更なる施設の死角を排除する事、また万が一、本システムにトラブルが生じた場合でも、バックアップ機に切り替えられる様二重化を図る事、さらには、保守契約を充実させサポート体制を万全にする事等、いくつかの課題の検討を進めて行きたいとのお話しでした。
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