アシックスジャパン株式会社様
「ウォーキングカメラ、タイム計測コントロールシステム」を納入。
アシックス独自プログラム「デュアルスパーク」をサポート
アシックスジャパン株式会社様は運動機能の訓練に特化したデイサービス事業「Tryus(トライアス)」を新規事業として拡張展開中。この度、歩行分野における体力測定システムとして、「ウォーキングカメラ、タイム計測コントロールシステム」を採用頂きましたのでご紹介いたします。
導入背景
●歩行速度等の身体機能を数値化し個別運動プログラム作成
トライアスの主な対象は比較的軽度な介護を必要とする高齢者です。歩行速度などの身体機能を正確に測定、数値化できる点が特徴であり、機能訓練特化型のデイサービスでこうした取り組みを実施している施設はほとんどありません。
弊社は、アシックススポーツ工学研究所様にアスリート向けのタイム計測コントロールシステムを納入しており、この技術を活用して歩行速度や握力といった身体機能を数値化し、目標に適した運動プログラムを個別に作成します。各データはICタグで管理し、トレーニングの履歴や効果を簡単に把握できます。短時間で誤差の少ない測定結果が得られ、最適なトレーニングプログラムを作成できるので、3か月ごとに体力測定を行い、結果を反映しながらプログラムを再構成できます。
システム選定のポイント
●センサー自動制御のコントロールシステム、タイム表示板
トライアスの各機能計測に関しては「シンプルかつ安全」が求められ、歩行機能コーナーにおいても小型格納タイプで各種の制御機能を有し、映像を保存できることが条件、さらにコストが安価であることが求められました。
これら全ての条件を満たしたのが今回導入したウォーキングカメラ制御システムとなります。手すり横ポールに格納設置したセンサーがご利用者様の動きにあわせて自動的に録画ができ、大型のタイム表示板と連動させて秒数を確認します。さらにマイクロSDに蓄積した動画アーカイブをPCで管理、保存することが出来ます。
デュアルスパークとは
●アシックスの知見を集結させた独自の運動プログラム
アシックスの知見を集結させた、頭と身体の両方に働きかける独自の運動プログラムが「デュアルスパーク」です。運動機能を向上させるマシントレーニングだけにとどまらず「数を数えながら歩く」「テーマトークをしながらリズム運動をする」など、2つのタスクを同時にこなし、頭と身体の両方を活性化するトレーニングを組み込むことで、より生活機能向上に役立つプログラムとなっています。
新規成長事業としてのヘルスケア
●2020年における“健康寿命”という概念
アシックスジャパン様は2020年をめどに、関西、首都圏へ展開を拡大する計画で、高齢化が進む中、同社はスポーツで培った技術を生かせる新規ビジネスの一つにヘルスケア分野を位置づけています。東京オリンピックが開催される2020年には、東京都の人口の25%以上が65歳以上になり、その内70歳以上が40%になるという統計があります。日本全国では、2020年に65歳以上が29.1%、2030年には同じく31.6%に比率が高まると推計されています。その一方で、健康に身体を動かせる“健康寿命”という概念が台頭してくる中で、アシックス様は「Tryus事業」の拡大に意欲を見せており、機能訓練特化型のデイサービス施設の運営は、中期経営計画「アシックス・グロース・プラン(AGP)2015」に掲げる基本戦略の「事業領域」(ビジネスドメイン)の1つ「健康快適事業領域」において、大きな柱に位置付けられています。スポーツ競技で培ったノウハウを活用して、健康 ・快適を提供する新しい成長事業として注力されている分野です。
Tryus施設ご紹介
今後の展望
●信頼いただけるサポートをめざして
アシックスジャパン様の「Tryus事業」には計画段階から参画させて頂き、2014年9月の兵庫県西宮市の施設に続いて2015年度までに関西5施設の展開をお手伝いしました。弊社としても様々なご要望が想定される中で、今後も全力でご対応させて頂き「Tryus事業」発展をサポートさせて頂きます。
写真/アシックスジャパン株式会社・弊社撮影(写真の転載、転用はお断り致します。)
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