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事例

杏林大学様 保健学部基礎看護実習室

細かな手の動きや動作を見ながら演習
広い教室でも集中でき授業効率を向上

杏林大学様 保健学部基礎看護実習室

 杏林大学保健学部では、近年の少子、高齢化社会に対応でき、専門知識や技術を備えた国家資格を有する人材の育成が行われています。  実施されているカリキュラムの一つに看護学演習があり、学生どうしで患者役・看護師役に分かれてベットを使用した病院勤務を想定した演習を行っています。  今までの演習においては教員を取り囲むように学生に集まってもらい、その中央で教員がデモンストレーションを見せる形で指導されていました。  デモを見せる。非常に簡単なことですが、見せるにもそれぞれの状況や伝えたい内容があります。  「教員;看護ケアをする際の手の動き、動作を見せたい。」  「学生;肩を持ち、抱えるときはどのようにすればいいのだろうか?」  このような状況を、教室にいる学生全員に同じタイミングで指導内容を速やかに、細やかに、丁寧に伝えることは難しく、立ち位置によっては見づらいなどの不満もありました。  演習を受ける全ての学生が、疑問を残さず解決し、看護技術を体得していくためのサポートシステムが必要とされていました。  このような経緯から、問題点を少しでも改善すべく、ベット1台1台に小型液晶モニタ、教員撮影用の可動式ビデオカメラ、教室中央にプロジェクター、それらを簡単に制御するコントローラーを導入させて頂きました。

使いにくくても邪魔でもいけない

使いにくくても邪魔でもいけない

「撮影用カメラは固定にするより、小型で簡単に扱えるほうがいい。」   「表示モニターは大画面一つより手元で見られるように各ベットにあったほうがいい。」 そんな演習に関わる教員スタッフ、学生さんの声を伺いながら、施工を致しました。

実際に確認しながら演習ができ、学生同士の意見交換ができる

 システム自体は非常にシンプルですが、表示モニターの指示方法、設置位置や角度を工夫することにより、使いやすく邪魔にならないよう設置いたしました。  「今まで全員に見せるには、数回に分けて行うか、ビデオ映像を使うしかなかったので、非常に授業が進めやすくなった。」  「疑問や質問がある場合、実演してすぐに全員に見せられる所がいい。」 このような感想を頂いております。

今後は・・・

今後は・・・

 教員スタッフ方々の一助となり、これから多くの学生さんが、医療現場で活躍されることを願っております。

できそうだけどできるのか? もっといい方法はないの? 皆様から「ユニークだが・・・納入しお付き合いができて良かった」と言って頂けるよう、日々頑張って参りたいと思っております。 (本文中、お客様の敬称は省略させていただきました)

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